Apple Watchにはこれまでも心拍測定機能がありましたが、今後新たに日本でも心電図を測定できる機能が追加されるのではという噂が出ています。
心電図機能については各国にて医療機器の認定が必要となっており、現在のところアメリカ、イタリア、オーストリア、ドイツ、カナダ、フランス、フィンランド、インド、スペインなど
37の国と地域で2018年から順次サービスを開始していますが、日本では認定されておらず利用制限がかかっている状態となっています。
ところが6月1日、医薬品・医療機器・再生医療等製品の承認審査などを行う独立行政法人の「医薬品医療機器総合機構」が公開している「認定・登録外国製造業者リスト(令和2年6月1日現在)」に「Apple Inc.」 と記載されていることが判明。
これにより心電図機能が利用できるようになるのではという噂の信憑性が一気に高まったのです。
ちなみに心拍数は1分間あたりの心臓が拍動する回数のことですが、心電図は心拍数や拡張リズムや間隔などを長時間をモニタリングすることができます。
この心電図機能が追加されれば定期的に心電図測定を行ってくれるようになるため、心臓の動きに問題がある場合はアラートを起動して知らせてくれるんだそうです。
いち早く心臓の問題に気づくことで病院で検査を受けることも可能となることから、命を救われたという例も報告されています。
日本でも実際に利用制限が解除されれば、同様の事例がいくつも出てくるでしょう。
特に高齢者が多い日本においては心電図機能の必要性は高いのではないかと感じるので、機能が評価されれば介護シーンでの利用はもちろん、体調に不安を抱える人や、健康意識の高い人たちのApple Watchユーザーが増えるのではと期待しています。
【医薬品医療機器総合機構 「認定・登録外国製造業者リスト」PDF】
https://www.pmda.go.jp/files/000235197.pdf