米Apple社が、ベトナムの中部の最大都市で、最近リゾート地としても注目を集めているダナンにデータセンターの建設を予定しています。
データセンターは主に研究開発を行う施設で、この建設費用は約10億ドル(日本円で約1020億円)。
ベトナムでは最近スマートフォン市場が拡大中で、Apple製品の人気も高く、シェア率は25%程。
SNSやゲームアプリを利用する人が増えたことで、顧客情報などを保管するデータセンター建設の需要が高まったと見られています。
また、ベトナムにデータセンターを建設することで、将来的に周辺国のラオスやカンボジアまでカバーすることまで考えているようです。
計画当初は建設の有力候補地として、首都ハノイやホーチミン市があがっていましたが、現在ダナンがIT都市を目指していることや、首都ハノイと比較すると人件費が2~3割ほど安く押さえられるという点が選ばれた理由として大きいのではないかと言われています。
iPhone7(仮)の発売に期待がよせられるAppleですが、これからも失速せずに走り続けることができるのか…、今後の展開から目が離せません。
ちなみに2014年時点では、ベトナムのハノイやホーチミンなどで“偽アップルストア(正規販売店と偽って構えられたお店)”が数多くあり、品質が保証されていないのApple製品が取り揃えられていたり、ジェイルブレーク(通称:脱獄)などのサービスを提供している怪しげなお店も多くあり、今後どのように対応していくかが課題となっています。